体幹トレーニングは睡眠を促してくれる②
トレーニングは睡眠に有効なのか
- 筋力トレーニングを含む運動のうち負荷の大きい運動は、自律神経を交感神経優位な状態(緊張状態)にするため、夜寝る前に高負荷トレーニングをすることは睡眠の妨げになります。
- しかしながら、身体の深部体温は一度上昇するとその後低下しやすい性質があるため、深部体温の面から考えると、トレーニングによって深部体温が上昇し、その後低下することで眠りが促されやすくなります。また、トレーニングによる疲労感も手伝ってより眠りやすくなります。
- 以上を考慮すると、高負荷とはならないトレーニングで深部体温が上昇する(身体が温まる)トレーニンであれば必要以上に交感神経優位な状態とはならずに、トレーニング終了後に眠りやすくなると考えられます。
- 過激すぎないトレーニングであれば交感神経を刺激しすぎることなく睡眠を促進させやすいとはいえ、具体的にどのようなトレーニングが適しているのかを明確にするのはなかなか難しいですね。
- スクワットなどの大きな負荷をかけるトレーニングは明らかに交感神経を刺激しそうですが、どんなトレーニングなら適度な運動となるのでしょうか。
- 疲労感の感じ方も個人差があるため、あくまで「ねむりびとが考える適度な運動」ですが、そのひとつは「体幹トレーニング」だと思っています。
フロントブリッジ
- うつ伏せの状態で肘をついて脇を閉める。
- 足は肩幅程度に開いておく。
- 腰を持ち上げて身体が一直線になるようにする。
- 3.の状態で30秒キープ(30秒が厳しい場合はできる限りでかまいません)。
- 上記の手順を左右共に3セット行う。
- 詳細はこちらをご覧ください⇒フロントブリッジのやり方
エルボーサイドブリッジ
- 横向きで手を床に付けて身体が一直線になるようにする。
- 1.の状態で30秒キープ(30秒が厳しい場合はできる限りでかまいません)。
- 上記の手順を左右共に3セット行う。
- 詳細はこちらをご覧ください。⇒エルボーサイドブリッジのやり方
- 写真のように腕や足を無理に上げる必要はありません。腕上げや足上げは出来ればで結構です。
最後に